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プリンセスチュチュ 全26話の感想・1話動画 マジで名作だわコレ [アニメ作品別レビュー]



あらすじ
それは本の中の「おはなし」と「ほんとう」がまざった街の物語
アヒルは少女に、少女はプリンセスチュチュになって、
「おはなし」から飛び出した王子様の心のかけらを集めます
バレエという肉体言語で紡がれる濃厚メルヘンファンタジー



バンダイチャンネルの月額が今月で終了のタイトルで・・
まあ、それはもういいか

メルヘン大好きの私には、この作品、めちゃくちゃ面白かったわ
マジ名作だわ 映像と演出と音楽が全部異常にレベル高いわ
メルヘンの力ってスゲー

っていうか、この作品の場合、メルヘンの濃度が
かなり高いレベルにあるんだよなあ

普通のメルヘン作品って世界観や設定がメルヘンなだけだったりするけど
この作品はバレエという肉体言語で対話して障害を乗り越えて行くという
物語そのものが超絶直球メルヘン 

そして、心をなくした王子のみゅうとはメンヘル・・・
って、言葉遊びはともかくw

そういうバレエで対話というドメルヘンな内容だけど
音楽や演出や作画が秀逸なので、
大人でもミュージカルを見るような感覚で楽しめるんじゃないかな

ミュージカルが苦手な人は知らん!

しかし、物語は好みがわかれるところかもしれないなあ

まず、キャラクターの関係、物語が始まってすぐは
ふぁきあとみゅうとが限りなくBLくさいw

っていうか、ふぁきあは最初マジでうっとうしいホモとしか見えなかった
イケメンで櫻井ボイスのツンツンホモだし
危うくBLに目覚めそうになったわ(おいw)

しかし、このふぁきあ、八話から確変が入り
超かっこいいホモに進化する! マジで!

って、ホモって認識はなかなか覆らないのなw

っていうか、八話でふぁきあ萌えポイントみたいなのが用意されてて、
以後、最終話まで定期的に萌えイベントが消化されるわけなんだけど
私的には八話の戦闘シーンの破壊力がすごかった

だって、この人、バレエのステップで剣振り回してるんだもの!

すっげえ・・・あのイケメンホモ、踊りながら戦ってる・・・
マジカッケーわ、マジやべえわ

神は細部に宿る、その言葉の意味を痛感した瞬間じゃった
スタッフの異常なこだわりに震撼した! 感動した!

まあ、八話は着地の一瞬の足の動きがバレエってだけなんだけどね

十三話Aパートでかなりはっきりバレエ剣が見られるけど
こっちは静止画多用で「まゆたんカンフー」みたいな絵に・・・
これもステキですけどね! 動いて欲しかったけどさ!

あと、九話最後の乱入シーンもすごいかっこよかったな
構図、演出、スローモーションの入り方、全てが完璧だった

窓ガラスを破って部屋に飛び込むという、ありふれたシーンなのにな
二十三話の「あひるー」シーンといい、やっぱこのアニメ狂ってるわ!

って、話が猛烈に逸れたなw

まあ、物語としてはそんな感じに
かっこいいホモ?ふぁきあと、やたらとエロイるぅちゃんと、
綾波系王子様のみゅうとと、あひると、四人で進んでいくわけなんだけど

メタフィクションな設定のせいで
終盤の展開がかなり混沌としてくる

まあ、メタであることは一話から明らかにされていることなんだけども
終盤はそのメタ部分にキャラ達が切りこんでいくわけで
なんかこう、スターオーシャン3みたいな展開にw

いや、あそこまで理不尽で適当じゃないけどさ
お子様向けアニメとしてこんなメタでいいのかという気がふつふつと

っていうか、ドロッセルさん出しゃばりすぎなんだよなあ
エデル=ウズラというトリックスターが配置されてるんだから
もうちょっと本編と距離を置いてもよかった気がするが
魔界塔士SAGAの「かみ」みたいになってるんだもん・・うぜえw

いっそ、ドロッセルマイヤー=大ガラスってしたほうがよかった気が
そっちのほうがシンプルでわかりやすくなったろうし、
大ガラスを倒したときのカタルシスも相当なものになったような

後半は明らかに話の軸がふぁきあひ組と、みゅうとるう組で分裂してるんだよな
それぞれの障害も大ガラスとドロッセルでわかれてるんだけど、
みゅうとるう組がグダグダの一方で、ふぁきあひ組がガンガンイベント消化しまくる
非常にアンバランスな構造にw

ただ、終盤の展開はぜい弱なメタフィクション構造のせいで混沌としながらも、
最終話はかなり感動的で、全体的にはとてもすばらしい作品だったと思うよ

全体を通して見て、映像、演出、音楽が素晴らしいことはもちろんのこと
バレエで対話して障害を乗り越えて行くということが最後まで貫かれたのは
メルヘンとして、物語として、とても美しいことだよね

メタフィクションだし最後はいくらでもデウスエクスマキナのご都合主義に逃げられそうなのに
そうはならなかったのが、この作品のすばらしいところ

あとは・・・ふぁきあ萌え描写が完ぺきだったことかな
少女向け作品としてすごく重要なことだよね!

ずっと心の中でホモ扱いしてすみませんでした、ふぁきあさん
あなたはペンは剣より強いということを二十六話かけて教えてくれた男です!

バンダイチャンネル




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