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Another 全12話の感想・PV動画 絶対に笑ってはいけないホラーミステリ [アニメ作品別レビュー]



あらすじ
東京から夜見山市の夜見山北中学校に転校してきた榊原恒一
だが、彼が編入された三年三組は「呪われたクラス」だった
はじめは「なんかこのクラス様子おかしくね?」
ぐらいにしか違和感を覚えなかった彼だが、
やがて彼の目の前で惨劇は起こる・・・

「災 厄 は じ ま っ た な」

とある女生徒の芸術的な死を目の当たりにして
他の生徒たちは異口同音にこう言う
そう、もはや三年三組の生徒たちは階段から落ちてすぐ死ぬような
恐怖のスペランカー体質になってしまったのだ
また、物語の核心に迫ることを言おうとしても死んでしまう
記憶改ざんとか平気でやっちゃうし、災厄、なんておそろしい子っ!
まあ、夜見山市外に逃げるなり、
設備調整して三年生を2クラスにすればいいだけの話なんですけどね




録画消化して12話全部視聴完了
なんというアニメ・・・一応、ホラーだよな、これ?

なんかすげー笑えたんだが・・・
ホラー描写がチープでテンプレだから余計に

なんでみんなあんな不自然な死にかたするん?
芸術点満点狙ってんの? そういう競技?

一番最初の眼鏡っ子のエクストリーム転落死をはじめ
小椋さんのブリッジ死は破壊力すごすぎだろ、ギャグとしてw

スプラッタギャグアニメだよなあ、これ?

さすが、「アザゼルさん」「BLOOD-C」など
血みどろギャグアニメを手掛けた監督や!

見た目がアレな死亡シーンのほかにも、
「物語に都合が悪い情報が出そうになると誰か死ぬ」という
ホラーの黄金テンプレがいやというほど登場するのもギャグだったな

看護婦さん、高林君、海の誰か(忘れたw)
みんな何か情報が出そうになった瞬間死んでしまったな

海の誰かはまさに、災厄のピタゴラスイッチ現象だったな

でも、あの不自然な風と不自然な小型漁船は、災厄じゃないんですよね?
災厄の効果範囲外だから、ただの偶然なんですよね、きっと!

まあ、これに限らず、基本設定から展開まで
何から何まで不自然でご都合主義だったナ・・・

ジャンルとしてはホラーミステリの範疇になるのかな

「クラスに一人、死者がまぎれこんでいる
 そいつのせいで、人が死にまくる災厄が起こってる
 早くそいつを見つけないと!」

基本設定はすごいシンプルだよね、これ
けっこう昔から「あるある」な設定だよね、これ

(妹のほうはこの夏アニメ化するらしいぞ!)
11人いる! (小学館文庫)この中に1人、妹がいる! (MF文庫J)


でも、災厄は三年生の三番目のクラス限定で
効果範囲も夜見山市内限定で、
災厄によって記憶改ざんが起こるとか
追加の設定がご都合主義すぎて矛盾を多くはらんでしまった

まず、三番目のクラス限定ということ
災厄自体はかなり前から「公然の秘密」として知られているのに、
どうして、三年生のクラスを2クラスにしてしまわないのか

クラスが二つだけなら、災厄起こらないでしょ? でしょ?
何クラスあるか忘れたけど、クラスの間の壁なんか取ればいいジャン?
二つにまとめればいいジャン?

後ろの席が黒板から遠くなるなら、拡声器と双眼鏡でも使えばいいさ
いや、いっそスカイプで・・・

なんで、そういう普通の発想ができなくて、
「いないもの」の役割を誰かに演じさせるという、
トンチキな方法で対処しようと思ったのか、対処できると思ったのか・・・謎だw

そもそも、こんないわくつきの学校に子供を通わせたい親っているのか?
公立だろうと、三年三組に編入された瞬間に、
市外の私立の学校に編入手続きするだろ、まともな親ならw

そうそう、なぜかこの災厄、市内限定なんだよなあ
なんで市内限定ってわかったのかも謎だが、
なんで「はじまった」後、三年三組のみんなは市外に逃げないんでしょうね?

一応、後半で市外に逃げようとした生徒が死ぬ描写があるが
一方で、恒一たちは「はじまった」後、市外の海に行っているんだよね
災厄のピタゴラスイッチで一人死んだけどw

市外に逃げる手段もあるし、無事に逃げることも可能だと明らかにされている
それなのに、かたくなに災厄の効果範囲内にとどまる生徒たち・・・

さすがに先生が自殺した後は、みんな市外に逃げると思ったが
演劇部の子が普通に学校通っててわろた

その後もみんなで合宿行ってるし、意味わかんねえw

死亡フラグ立ってる者同士で、災厄の効果範囲内で合宿ってなんのギャグだよ
実際、ひどいことになっただろうが!

どっかの回のアバンでモブが言った通り「ありえない」よねえ
こ、これも記憶改ざんまでしちゃう災厄のせいなのかっ!

死亡イベントに向かって従順に突き進んでいくキャラたちは
まるで槍形吸虫に寄生されたアリのよう・・・

まあ、そもそも「記憶改ざん」なんて都合がよすぎる設定出されると
なんでもありになっちゃうわけで、すげえ萎えるよな

それに、災厄の効果範囲は市内限定だけど
市外に出て、法務局のデータベースにアクセスしても死亡者わかんないのかな?

そんなこと、できないんだろうな、きっと
ご都合主義の災厄にとりつかれた人たちはw

階段から落ちて傘がのどに刺さって死ぬキャラもいれば
二階から落ちても、すぐ復活して、殺人鬼になるキャラもいる

この違い何なのよって言うw

山荘の台所で火事が発生してても、
キャラの会話が終わるまで、燃え広がることはなかったりする

なんて親切な火だよw

災厄さんも災厄さんで、記憶改ざんまでできちゃうくせに
災厄を災厄と認識できないレベルまで記憶いじったりはしないのナ

そのくせ、松永さんのテープレコーダー改ざんしたり
浩一と親父の電話を邪魔したりして、
自分のことはしっかり隠す・・・
こりゃ、ただの痛いかまってちゃんだナw

結末もお粗末だったなあ。
メイちゃんの目で死者が丸わかりで解決って・・・

いきなり、そんなチートアイテム使われてもな
もうちょっと推理してよ! 情報戦してよ!

個人的に「こいつが死者だった!」ってのより、
副担任が主人公のおばさんだったのにびっくりしたけどな

だって、そんな基本設定忘れてたんだものw
ずっと違う人だって認識してたワ・・・ごめんね、玲子さん

ただ、死者を見つけても、三組災厄発生フラグはそのままで
根本的な解決にはなってないのがなあ・・・

なんでテッシー達、手紙じゃなくて音声でメッセージ残すん?
ハードが次世代になったら聞けなくなるだろ!

やっぱ、二期フラグってやつですかね?
原作ストックあるの? これ?

あっても、見たくないかなあ・・・
ホラーミステリとして、話がツッコミ待ちすぎるんだもの

まあしかし、11話、12話は、容赦なく人が死にまくり
突っ込みどころ多すぎでとても楽しかったのも確か

なんで、あのおばさん、テッシー引きずってる望月に追いつけないんだよw
どんだけ鈍足なんだよ! 

柱とかシャンデリアでモブ生徒が気持ちいくらい掃除されてたのもわろた
都合のよすぎる雷とか、電波障害とか、災厄さんの演出力パネエし
なぜかメガネキャラ(司書含む)だけ大幅に戦闘力アップしてるしなあ

まあ、まじめにホラーアニメとして見るのは無理だったけど、
スプラッタギャグアニメとしてはありだった、と

メイちゃんもかわいかったね

あの目の力を早く使えばこんなことには・・と、
最後で大きく株が下がってしまったけどね



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