赤ちゃんと僕 全３５話の感想

あらすじ
母を交通事故で亡くした小学生、榎木拓也（えのきたくや）には
まだ一歳数カ月の幼い弟、実（みのる）がいた
拓也は母親代わりとして実の世話をするが、これがなかなかうまくいかず・・・

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３５話視聴　綺麗に終わったな

最終話はそこまで深い話じゃなかったけど
初期ＥＤを最後に流すという演出で、きちんと最終回してたな
ずるいやり方だよな、これｗ

ってか、３５話全部が一話完結ものになってんだよな
最後ぐらいは二話連続エピソード来るかと思ったけどそうでもなかったという

これはほのぼの家族アニメとしては美しい構成だな！
それに、なんといっても、どの話もオチが綺麗

・・・ウサギの話をのぞいてはなｗ

あの話、マジでなんでバッドエンドにしたのかわかんねえんだよな
眼鏡もウサギも助けられたのに、どっちも殺すとか・・・

原作通りだとしても、そのまんまアニメにするなよー
ってか、そんなエピソード採用するなｗ

まあ、あの話は当時のトレンディドラマの影響だろうし、忘れるとして
それ以外は、ちゃんと家族アニメしてて安心して楽しめるものになってると思う

一話完結なんで、エピソードごとに評価は当然変わってくるわけだけど
どちらかというと育児の苦労をきちんと描写した話のほうが好きだったな

１話とか、１９話とか、３０話とかだね
みのるの幼児としてのめんどくささにタクヤくんが振り回され、
重い空気になって泣いたりもするけど、最後はすごく綺麗な形で終わる

一話完結の中で、下げて上げて終わるってすごく気持ちいいじゃないですかー

これがオムニバスじゃなく連続エピソード構成だとこうはいかなかっただろうな
鬱展開のまま「次回に続く」とか・・・困るよねｗ　

育児に関するシリアスな、重い問題を扱って、時々鬱展開になりながらも
それは同じ一話の中で回収され、最後はとてもさわやかな形で終わる

これが、このアニメの一番素晴らしいところだと思う

ただ、そういう話ばかりじゃなくて、小学生日常コメディみたいな話も多くて
作品全体の雰囲気がシリアスになりすぎないのもよかったかな

ただ、日常コメディ話は、イチカちゃんうざすぎて楽しめない話が多かったようなｗ

あの子、四歳だか、五歳だかいう設定だけど、明らかに言動が十歳児以上なんだよな
見た目はちゃんと幼稚園児だし、すっげえ違和感あったわ

あと、みのるの知能も若干発達しすぎなところが見られたな
一番顕著なのは深谷さん初登場の回か　シャボン５の回もおかしかったな

最終話も風呂掃除してるところが違和感があったかな
タクヤと一緒にお風呂入る約束したから、風呂掃除するって三歳の発想じゃないなｗ

ただ、多少違和感はあっても、イチカちゃんと違って、スルー余裕のレベルだったし
何と言っても、声優さんの演技が妙にリアルでよかった

泣き声とか、だだをこねる声とか、ほんとに三歳児の声なんだよなあ
鳥を逃がしたあと、嘘をついてごまかしてる時の声もよかったね

あの中の人、さらにタクヤのクラスメートの玉館君もやってんだよな
みのると全然演技違っててわろた　坂本さんスゲー

ただ、音響、音楽的なことでは不満が一つだけあって
それは「たいしたことでもないのに悲しい音楽流しすぎ」ということｗ

たとえば、最終話、みのるがタクヤだと思って電話に出たら
パパの会社の人だったってシーンがあって、みのるが泣くけど
そこでいきなり悲しい音楽流すんだもんなあｗ

いくらなんでも、それは過剰演出だよ
ただ幼児が勘違いで泣いただけだろ？

例え、重い空気が最後には綺麗に晴れるにしても、
無理やり重い空気を作ろうとするのはどうかと

まあでも、そんな過剰演出が鼻につくのはそこまで多くなかったし
全体としては、演出でちゃんと家族愛が伝わってきたし、よかったと思う

ってか、貴重な家族アニメだよな、これ・・・

最近だと「うさぎドロップ」かな？　同じジャンルなのは
家族アニメってもはや、ノイタミナかＮＨＫでしか企画通らないイメージ

このアニメはうさドロと違って、十五年前に作られているけど
キャラの髪型や服装が多少バブルな以外は、古臭さを感じなかったな

家族愛という普遍的なテーマを扱ってるし、作画も安定してるしね
みのるの目がでかすぎな以外は、キャラデザの不満もなかったし

みのるの目の大きさは原作準拠なんだろうけど
できればもうちょっと小さくしてほしかったかな・・・
なんか宇宙人っぽいよね　言葉があまり通じないところとかさｗ

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