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ギルティクラウン 全22話の感想 主人公は脚本の被害者 [アニメ作品別レビュー]

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あらすじ
とある意志薄弱の少年に「今日から君が主人公だ!」とばかりに
チート戦闘能力と綾波系美少女と俺ツエー超展開を与えてみたが
元々豆腐メンタルの彼には負担が大きすぎて、情緒不安になるばかりで
結局誰かの言いなりになりながら壊れて行くしかなかったよ
これはその悲しい道化主人公の不幸と病理の胸糞記録だよ
作画だけは死ぬほど綺麗だよ 



ニコ生TSでようやく22話視聴・・・
何かよくわからん間に盛り上がって終わってたわろた

アンケート12話まで(上)と、22話まで(下)
ギルクラ 一挙放送.jpg

ギルクラ 一挙放送 2.jpg


ひどいアニメって言われてて、どんなもんかとみてみたら
ほんとにひどかったw でも展開早くて映像派手だから退屈はしなかったかな

キャラにはさっぱり感情移入できなかったが・・・
なにがひどいって、やっぱそこだよな

いのりが死んで感動の最終回のはずなんだけど
いのりのどこが魅力的なのか全然わからなかったから
「お、おう・・・」って気持ちになるんだわ

ガイについても同じで、最終話までずっとなにしたい人なのか謎で
最終話でようやくマナという女のために頑張ってたって言うんだけど
マナはただのキチガイだからちょっとそのへんついていけないw

なんでイケメンに生まれたのに、そんな女に固執するのか・・・

だいたい、集もそうだけど、女に固執してるだけなんだよな、こいつ
理想とか正義とかそういうのを抱いているキャラはこのアニメには皆無

みんな、私利私欲と自分の感情の赴くままに行動してるんだよな
人間同士の情の描写が希薄で、そのくせ裏切りとか嫉妬とか胸糞描写は濃いw

だから、キャラのほとんどが不快というひどい有様になってる
ハレとかマシなキャラは死ぬしなw

そして、情の描写が希薄だから、決別イベントがすっげえ滑稽

八尋に対して集が「友情なんてなかった」って言うシーンとかな
友情なんて始めからなかっただろ、今頃気づいたのかって感じだったよw

あそこに限らず、集のピエロっぷりは半端なかったな

壁の中の世界で恐怖政治を敷いて王様になってたら
ガイが突然やってきて王の力を腕ごと奪われて、
ガイはその力使って壁の外の世界で恐怖政治を敷くとか・・・

明らかにやってることの大きさが、ガイ>>>>集だよ!
いろいろあったけど、この展開が一番ひどいと思ったんだがw

その後、19話でようやく主人公らしい自我が芽生えたのに
ラストダンジョン突入がセグウェイって・・・どうしてなのw

前半は主人公のクズっぷりを楽しむアニメかと思ったけど
こんなに扱い酷いとかわいそうになってきたわ

コミュ障なのに、無茶なことやらされすぎだよな
前半はガイの言いなりに、後半は八尋の言いなりに

後半八尋がいなくなったその回で、ガイが死ぬ死ぬ詐欺から復活してわろた
なんでこのアニメ、主人公に話の主導権握らせないんだよw

終盤の構成もなあ 19話でようやく主人公らしくなったのに
20話で突然ケイドウの回想が始まるとか・・・テンション下がるわ

しかも、長々と回想されても、話の根幹まったくわからなかったよ!
ケイドウとあの眉毛さんは何したかったんだよ・・・
中の人的にヴォイドゲノム三人組とやひろで超次元サッカーでもやってろって気がしたよw

全てに置いて説明不足で超展開だったよな

ただ、戦闘の作画がいいから、戦闘中だけは主人公がかっこよく見えたな
無双するだけなんで、戦闘の駆け引きの面白さとかは皆無だったけどさw

あと、基本的な設定で大きな違和感が二つあって
エンドなんちゃらっていう遠隔操作ロボが痛覚フィードバックしてることと
そんなロボがある社会でアヤセが車いすだということ

痛覚フィードバックする意味ないよなあ・・・
運転する炊飯器がある未来社会なのに普通に歩ける義足がないとか、ないよなあ?

まあ、GHQはだいたい無能でバカだし主人公は常にイミフ思考だし
傲慢なだけのガイがなぜかカリスマ扱いされてるし、最終回は突然謎バレエだし
作品全体が高いレベルで狂ってるから、こまけえことはいいかw

作画は綺麗だし、毎回超展開で視聴者を飽きさせないように作ってるのがいいよね!

主人公もヒロインも脇役も魅力的である必要なんかなかった
それじゃただの名作になっちまう!

こんなに作画に金のかかってそうなギャグアニメってないよ?
そういう意味ではアニメ史に残る、伝説のネタアニメだと言えるw



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トオトロジー・アニオタ

貴方ほんとに原作読みましたか?
アニメでの中途半端な説明等に関しては
確かに惜しいなとは思いますが,
そんな細かい事を作者は伝えたかったワケじゃないですよ?
主人公の皆の心(ヴォイド)に触れてしまう恐怖や罪悪感、
王としてそのヴォイドを使う責任や、
自分に課せられた避けようもない運命、
死んでいく人々への絶望、自らのできる事を探そうとする意思、
最愛の女性を守るために逃げず立ち向かった勇気、
命を預け合うそのかけがえのない友情。
どれを取っても考えさせられるものだったと記憶しています。
それに共感できないのなら、いのり目線から作品を見直すのもアリでしょう
確かにこの作品は終始主人公の価値観から物事を映している、故に、
見る側も主人公の極端な物の見方に連れられ、
その変化に違和感を覚えてしまいやすいです。
しかし、それをもう一つの目から捉え直す事で、
また新しい考え方が生まれてくるかもしれません。
特にいのりと集の関係は、本当に奥が深い。
互いに依存(と言ってはなんですが)に似た
深い思いの交錯が幾度もみられます。
いのりは集から、集はいのりから、互いに勇気や、
自分の行動する意味を与え合って生きていました。
肉体的な、目に見える愛ではなく、目に見えぬ、感情的な愛がありました。
最終話のいのりの「とって…」には、言葉以上の
強い生きて!というメッセージや、その他の感情が如実に表れていた。
というかそもそも貴方、「ギルティクラウン」というタイトルの
本当の意味を理解しきれていないでしょう。
それには、集だけでなく涯も深く関わっています。
互いの避けようもない運命と両者の想いとそれに伴う罪という名の責任。
人生とは、人とは何かと考えさせられる良いタイトルですよね。
最後主人公が生きる道を選んだのには、いのりの想いを無駄にしまいという
集の強くたくましい想いが根底にあったからです。
1話の情けなさが嘘のように消え、強く勇ましい王となった集は、
まさしく王そのものであり、そうさせた いのり こそ、
集にとっての心境の変化、王が王となるための必要なもの、
すなわち「冠(クラウン)」であるのだと俺は考えます。


by トオトロジー・アニオタ (2020-03-14 02:39) 

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