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新造人間キャシャーン 全35話の感想 東博士のリアルスケールおもちゃショー [アニメ作品別レビュー]

新造人間キャシャーン ブルーレイBOX<5枚組> [Blu-ray]

あらすじ
ロボット工学者東博士の作ったロボットBKー1は
ある日、落雷によって悪の心に目覚めてしまい
自らを「ブライキングボス」を名乗り、
ロボット軍団「アンドロ軍団」を率いて人間を武力で征服しようとしはじめる
人間は(主に国防軍は)彼らの圧倒的パワーに歯が立たない
だが、そんな時、ロボットたちに果敢に立ち向かう白い全身タイツの青年の姿が!
彼の名はキャシャーン 東博士の息子鉄也の心を宿した新造人間だった
これは彼とアンドロ軍団との壮絶で鬱な戦いの物語である・・・
ゲストキャラの死亡率の高さは異常


http://ch.nicovideo.jp/channel/cassyan


35話視聴 いい最終回だったな フレンダーちゃん無事でよかった

これ、打ち切りアニメらしいけど綺麗に話完結して終わったな
初代テッカマンみたいなことにならなくてよかったぜ!

東博士が最後、世界に許されたような描写だったけど
なんかそのへんそれでいいのかって気がするw

東博士が作ったロボットで世界が大変なことになったんだよなあ
それで、最後は東博士が作った兵器と東博士が作った新造人間でなんとかなった

それって、東博士のリアルスケールおもちゃショーじゃないですか!
35話にもわたる長き戦いはすべて東博士の手のひらの上で行われてたという
まあ、自分の失敗は自分で解決したとも言えるかw

あと、打ち切りなんで、さすがに敵幹部連中はまとめて雑に処分されたな
テッカマンブレードみたいに一体一体片づける時間ねーからっていうw
このへんはさすがにソードマスターヤマトか

ちゃんと最後にキャシャーンはブライキンボスと、
フレンダーはワルガーダーと、それぞれ一騎打ちの形になってたからよかったな

ワルガーダーすぐ倒されてたけどw

あいつ、序盤こそ強そうな感じだったのに
後半はただのテストマシンになってたよな

フレンダーのライバル役って設定だったけど
後半はそもそもフレンダーあんまり活躍しないからなー

序盤はすごく活躍するんだよね、
それこそ、もう全部フレンダーに任せてもいいんじゃないかなっていう

主人公のキャシャーンがしょっちゅう充電切れ起こしてヘタるから
よけいに頼もしく思えた

でも、さすがにずっとそのまんまじゃ主人公の立場がないってことなのか
途中からフレンダーの活躍は減った感じ 主人公の充電切れはしょっちゅうだけど

「キャシャーンがやらねば誰がやる!」「俺は不死身だ!」
台詞はかっこいいのに、すぐピンチになる主人公w

まあ、このへんは、いわゆる変身ヒーローとは違うからしょうがないのかな
変身して大幅に戦闘力上がるタイプの主人公なら、
その設定に合わせてピンチが用意できるしね
変身したいのに敵の小細工でできなくなった!とか

一応、夜は弱体化するということで、
変身ヒーローみたいなピンチの演出は可能だったんだけど
そのへんはあまり生かされてなかったな 昼間でも頻繁にピンチになってたw

だから余計に、主人公が頼りなく思えてくるんだよな
なんで昼間は戦えるはずなのに弱ってるんだよって言うw

まあ、そのへんは、各エピソードにおけるゲストキャラとの絡みもあるのかな

このアニメ、最初と最後の流れを除いては
毎回違うゲストが登場するオムニバス形式なんだけど
ゲストを活躍させるためにキャシャーンは弱体化って話がかなり多かった

象、重機、市民、善の心に目覚めたロボット・・・・
みんなキャシャーンの弱体化があって活躍してたよ

キャシャーン弱体化と関係なく騎馬民族とかも大暴れしてたな
国防軍が歯が立たないのに、騎馬民族は余裕でロボット軍団蹴散らしてたw

素手の子供にロボット倒される描写もあるし、
このアニメ、かなり強さのバランスおかしいw
最終回見てると重機最強にも思えたし!

だから「キャシャーンがやらねば誰がやる」ってコピーはおかしいんだよな
キャシャーンがやらなくても意外となんとかなってる話が多いw
まあ、さすがに最後はキャシャーンがやってくれたけどさ

このアニメは一応、主人公が荒廃した世界で
ヒロインと犬ともに悪の軍団と立ち向かう話だけど
もうちょっと主人公は頼りになる感じにしてほしかったかなあ
北斗の拳みたいな? 

あと、全体的にストーリーは骨太でシリアスでよかったんだけど
シリアスをこじらせ気味で、胸糞悪い描写が多かったのはどうなのかw

19話とかなあ・・・あれはひどい鬱話だったわ
モブに厳しいタツノコ、ついに禁断の子供モブまで大量虐殺、だしなw
殺された子供の一人は名前ついてて、主人公達と交流あったのがまた

このアニメ、ゲストキャラが死ぬ話が多いから
話に少しでもおかしなところがあると、胸糞悪いだけに思えてくるんだよな

逆に、28話とか善良なゲストが死ぬことで盛り上がるって話も多かったし
まあ、このへんは鬱シリアスでは難しいところだな

あと、キャシャーンは人間を守るために人間やめたのに
その守るべき対象の人間達がクズでアホばっかりなのが気になったな

もうこいつら守らなくてもいいんじゃないかなっていうw

キャシャーンが新造人間だとわかったとたん手のひら返しするところとかなあ
その前にフレンダーの存在は認められてたのに、キャシャーンはダメなのかよ!
今までアンドロ軍団と戦ってきた実績は無視なのかよ!

まあ、このへんは妖怪人間とかと同じなんだよな
民衆に石を投げられる「悲劇のヒーロー」っていうパッケージ

このアニメは、ガンダムの生みの親、冨野さんが演出やってる回も多くて
そこは特に、人間の醜さが強く描写されてたな

まあ、21話は乗客を醜く描いたのはあれだったけど
33話は大統領のクズっぷりと博士のキチガイっぷりが化学反応して
いい感じのシリアスになってたから不思議!

33話の大統領が葉巻をくわえながら唾を吐くところはいいね
人間のクズらしさがよく出てる 最近のアニメはこういう描写ないし

今のアニメはちょっと重いネタが出てくると鬱展開とかいうけど
ネタの割に描写がチープだから胸糞悪いだけになってる作品が多いんだよな実は

このアニメは、全力で人間の醜さ、鬱なネタを描いてるから
時々「なぜこんな可愛い子を殺した」って理不尽な気持ちでいっぱいになったけど
それで視聴をやめようという気持ちにはならなかったな

まあ、10話~19話まではメンタル削られる話多かったけどさ
ここらへんが一番鬱多めのところだよなw

アンドロ軍団の幹部漫才とか、
ブライキンボスの人間臭い描写で多少楽しい気持にはなったが
鬱の元凶で癒されるというのもなんか複雑な気持ちだったw

つーか、ブライキンボスはなんであんなに人間のまねごと好きなんだよw
ウラン料理食ったり、泡ぶろで美人ロボ侍らせてたり、ゴルフやってたり、
血も涙もないロボのくせに生きることを楽しみすぎワロタ

敵とはいえ、こういうコミカルな描写は
昔のタツノコアニメらしくて好きだったな

あと、作画は今の量産型深夜アニメよりはいいけど
他のタツノコアニメに比べて戦闘作画の使い回しが多くて
中盤から戦闘が止め絵多くなったのが気になったかな

wiki見たらスポンサーの会社が倒産とかあったから
途中で予算をあまりかけられなくなったのかもね?

戦闘作画の使い回しのおかげで、
キャシャーンが「電光パンチ!」と叫んでるのに
キックやチョップを使ってるシーンが多かったw

32話は「涙の電光パンチ」というサブタイトルだったが
実際に敵にとどめを刺したのはチョップだった・・・

このアニメってもしかして、チョップ=パンチなのかと、そこで思ったが
最終回ではちゃんとキャシャーンが「電光パンチ」と叫んで拳を繰り出していた!

感動したわ・・・
このアニメで一番感動したのそこだったわ・・・(え)

まあ、戦闘作画使い回すにしても、
電光パンチのバンクはちゃんと用意しとけって話だよなw



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